太りやすい・太りづらいというのは遺伝の影響もありますが、今回は遺伝ではなく行動パターンによる習慣について解説します。
ゆっくり食べるほど太りづらい
遅食いの人ほど太りづらく痩せており、更に、ゆっくり食べるほど太りづらくなるという研究結果があります。また、遅食いの人は早食いの人と比べて42％太りづらいそうです。
食事をゆっくりと時間をかけて食べることで、満腹感を得られるため、過剰な食べ過ぎを防ぐことができるためです。食事を急いで食べると、満腹感を得る前に食べ過ぎてしまいがちです。また、ゆっくりと噛むことで、消化吸収がスムーズになり、栄養素を効率よく吸収することができます。
一方、食事を急いで食べると、食べ物を十分に噛まずに飲み込んでしまうことがあります。それにより、胃や腸に負担がかかり、消化不良や便秘などの体調不良を引き起こす可能性があります。
さらに、食事をゆっくりと味わうことで、食事の満足度が高まり、ストレスや不安感が軽減されるという効果もあります。これにより、ストレスによる過食を防ぐことができ、太りにくい体質を作ることができます。
以上のように、食事をゆっくりと時間をかけて食べることで、満腹感を得やすく、消化吸収がスムーズになり、ストレスを軽減することができます。そのため、「ゆっくり食べるほど太りづらくなる」というのです。
寝る2時間以上前までにご飯を食べ終わると太りづらい
寝る2時間以上前までにご飯を食べ終わっていると太りづらく、食べた人と食べなかった人の差は10％という研究結果が出ています。
なぜそうなるかというと、夜遅くに食事を摂ると体内時計や代謝機能が乱れて、太りやすい体質になってしまう可能性があるためです。
夜遅くに食事をすると、体内時計が狂い、正常な代謝リズムが崩れます。特に寝る前に食べると、消化に時間がかかり、食べ物が脂肪として蓄積される可能性が高くなります。また、夜遅くに食事をすると、体がエネルギーを必要としていないにもかかわらず、余分なエネルギーが脂肪として蓄積される傾向があります。
それに対して、寝る2時間以上前までにご飯を食べ終わると、消化吸収がスムーズに進み、余分なエネルギーが蓄積されることを防ぐことができます。また、消化吸収がスムーズに進むことで、体内の代謝機能も正常に働き、脂肪の蓄積を抑えることができます。
また、夜遅くに食事をすると、睡眠の質も低下し、ストレスや不眠の原因にもなります。そのため、寝る2時間以上前までに食事を済ませることで、良質な睡眠を促進し、ストレスや不眠を防ぐことができます。
以上のように、寝る2時間以上前までにご飯を食べ終わることで、消化吸収がスムーズに進み、代謝機能が正常に働き、睡眠の質が向上するため、太りにくい体質を作ることができます。
夕食後の間食をしないと太りづらい
夕食後の間食をしない人は、間食をする人より15％肥満になりづらくなるという研究結果があります。
夕食後の間食をしないことは、太りにくい生活習慣の一つです。その理由は以下の通りです。
まず、夕食後に食べる間食は、余分なエネルギーを摂取することになります。夕食後は、基礎代謝が低下しているため、消費エネルギーが少なくなっています。そのため、摂取したエネルギーが余分に蓄積されやすくなります。その結果、太りやすい体質になってしまいます。
また、夕食後に間食をすることで、消化器官が疲れやすくなります。消化器官が疲れると、消化吸収が悪くなり、代謝機能が低下します。そのため、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。
さらに、夕食後に間食をすることで、睡眠の質が低下することがあります。消化器官が活発に働くため、体が休まる時間が短くなり、睡眠の質が悪くなることがあります。不眠症の原因にもなるため、夕食後には間食を控えることが重要です。
以上のように、夕食後に間食をしないことは、太りにくい体質を作るために重要な生活習慣です。代替として、緑茶や水、無糖のお茶を飲んだり、軽いストレッチやウォーキングをすることで、空腹を満たし、代謝を促進することができます。